適切に管理された森林から産出した木材などに認証マークを付けることによって、持続可能な森林の利用と保護を図ろうとする制度です。
その森林から産出し、加工・流通・販売までの過程を明確に記録し、商品からさかのぼって確認できるようにすることを目指した認証制度です。
消費者が木材を意識的に選び出し購入できるようにするため、以下の第三者機関が運営する民間主体の制度です。
以下の団体による認証制度があります。
SGEC 『緑の循環』認証会議 http://www.sgec-eco.org/aboutsgec/
持続可能な森林経営を通じて、森林環境の保全と循環型社会の形成に貢献し、日本の森林・林業を守るために、業界だけでなく、環境NGO、市民団体など各界の人たちが議論を重ねて、日本の森林管理のレベルを向上し、生産者と消費者とを結ぶ、「自然環境の信頼と安心」を認証する制度です。
FSC Forest Stewardship Council、森林管理協議会 http://www.wwf.or.jp/activities/nature/cat1219/fsc/
木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関が認証する制度です。
PEFC Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes http://www.pefcasia.org/japan/index.html
林業関係企業・団体・個人、政府、労働組合、環境団体、その他のNGOやNPOなど多数の利害関係者(ステークホルダー)の参画に基づき、世界149カ国の政府が支持し、世界の森林の85%をカバーする持続可能な森林管理のための政府間プロセスをベースに、各国で個別に策定された森林認証制度の審査およびそれら制度間の相互承認を推進するための国際統括組織が認証する制度です。